段々と気温が上がり、病気（春腐病）に汚染された圃場が今年もありました。

七代目藤岡農場では有機JAS圃場と特別栽培圃場があります。

今回、特別栽培圃場で栽培しているニンニクに病気が発生したため、広がらないように石灰を利用しました。
（＊有機JAS圃場では認証機関に認められた石灰しか利用できません）

通常、病気が発生すれば農薬を利用しますが、消石灰も強いアルカリ性のため病気抑制に効果があります。

↑今回使用した消石灰

上記のように春腐病は放置すればするほど広がり、全て腐ってしまいます。
今回は食い止めるために、畝を潰し、消石灰で病気の広がりを抑制しました。

育てたニンニクを粉砕するのは心が痛みますが、農薬を利用せず全滅を防ぐにはこの方法しかないんです。
無農薬栽培の宿命ですね。

潰した畝に石灰を撒き、後はトラクターですき込みました。

後は隣接しているニンニクが生き残ってくれることを祈るだけです。

現状、幸い病気が蔓延している圃場は一か所で後は順調に育っています。
5月上旬から一気に病気が発生するため気を抜くことはできませんが、なんとか踏ん張ってもらいたいです。